ネットワーク分離におけるファイル受け渡しの課題を解決
安全性と利便性を両立し職員2,000名の業務を後押し

日本中央競馬会
  • 分離されたネットワーク間で、安全にかつ使いやすい
    ファイル受け渡しを実現
  • ファイル授受をFileZenに統一することで利用履歴など
    情報システム部で全て把握可能に
  • 専用アプライアンスのため、メンテナンス・
    運用の負担が軽減

導入製品: FileZen

目次
  1. 1.

    使い勝手の良いファイル受け渡し用製品を探していた

  2. 2.

    直感的な操作方法で使い方レクチャー不要

  3. 3.

    セキュリティ向上とシステムの最適化を目指す

日本中央競馬会様 イメージ図

日本中央競馬会は、セキュリティの向上を図るべく業務環境とインターネット環境を分離させた。

二つのネットワークの間に、ファイル転送アプライアンス「FileZen」を置くことで、分離させた両ネットワーク間で安全なファイルの受け渡しを行えるようになった。

さらにログ収集機能により、USBメモリ使用時には分からなかった全職員のファイルのやりとりを可視化できるようになったことで情報システム部側でやりとりをコントロールできるようになった。

使い勝手の良いファイル受け渡し用製品を探していた

日本中央競馬会(JRA)は、農林水産大臣監督下でさまざまな競馬関連の業務を担う特殊法人だ。昭和29年の設立以来、競馬開催のほか、乗馬の普及・馬事の振興にも力を入れている。また、女性競馬ファン向けのスポット「UMAJOSPOT」を各競馬場に期間限定でオープンさせるなど、新たなファン層獲得に向けた取り組みを次々と打ち出している。

こうしたファン向けの取り組みのほか、同法人ではシステム最適化に向けた新しい取り組みが行われている。そのひとつが「業務系ネットワークとインターネット系ネットワークの分離」である。

同法人では、これまで二つのネットワークを分離しておらず、業務データを扱うパソコンでインターネットを閲覧することができた。しかし、昨今のマルウェアなどの脅威に起因する情報漏えい事故が様々な会社で起こっている状況を懸念し、 同法人ではいち早くその対策について検討を開始した。さらに、外部とのファイルの受け渡しを行う手段が職員ごとに異なっていたため、ファイルの受け渡し手段の一本化によるセキュリティポリシーの統一化を図る必要もあった。

これらの課題に対応するため、2017年2月よりインターネット閲覧用の仮想サーバーを立て業務用端末にはインターネットの画面のみを転送する、業務系ネットワークとインターネット系ネットワークの分離を行うことにした。

しかし、そこで課題となったのが分離されたネットワーク間におけるファイルのやりとりだ。

「業務系ネットワークで作成したファイルをインターネット系ネットワークへ安全に受け渡す、橋渡しとなるような製品を探していました。そこで見つけたのがFileZenです。他の製品も比較検討したのですが、自治体への導入事例もしっかりあり使いやすかったことがFileZenを導入する決め手となりました」

そう語るのは、同法人のセキュリティを担当する情報システム部システム統括課総合調整係長 相原 健次郎氏だ。

同法人の会内システム最適化を担当し、相原氏と共に今回のFileZen 導入を進めた情報システム部システム統括課総合計画係長 松下 隼人氏は選定理由について、次のように付け加えた。

「私共で扱う情報は、お客様の個人情報など機密性がとても高いものだと思います。パブリッククラウドを使うという話もあったのですが、外部のサーバーにいったんデータを預けるという行為に対して、抵抗を感じていました」

上記の理由により、クラウド製品の導入は検討初期の段階で選択肢からは外れていたという。では、なぜ内製のWindowsサーバーなどではなく、FileZenを選んだのだろうか。

同法人では2、3年周期で人事異動がある。そのため、内製でシステムを構築し、かつ継続的にメンテナンスを行うことが難しい。FileZenであれば、アプライアンスで提供されているため、必要なソフトウェアなどがあらかじめハードウェアに組み込まれており、内製のWindowsサーバーなどに比べて導入や運用の際に生じる負担が軽減される。実際に、FileZenの検討から導入までにかかった期間は約3ヶ月。当初より「業務系ネットワークとインターネット系ネットワークの分離」の開始とファイル受け渡し用製品の利用開始は同時期にすることを目標としていたため、これだけの期間で導入完了できたこともメリットのひとつだと感じているそうだ。

直感的な操作方法で使い方レクチャー不要

現在、FileZenは同法人で働く全職員2,000人に向けて展開されている。使用できる機能が一覧できるユーザーインタフェースとシンプルな操作性を備えていることから、IT技術にあまり馴染みのない職員でも混乱することなく使用できているという。検討の段階でFileZen は直感的に操作できると感じたため、事前準備として力を入れたのは、eラーニングを用いたセキュリティ意識を高める啓蒙活動だ。これにより分離した環境下で業務を行うというイメージを各職員が持ちやすくなったという。

セキュリティ向上とシステムの最適化を目指す

FileZenが持つ機能には大きく二つがある。特定のユーザー同士でファイルをやりとりする「 プロジェクト」機能と不特定多数の送り先にファイルを転送する「めるあど便」機能だ。

同法人ではこれら二つの機能を含めFileZenを活用することで、ファイルの受け渡しを情報システム部側でコントロール可能な仕組みにできたと感じているそうだ。例えば、導入効果の一つとしてUSBメモリ使用時には分からなかったファイルのやりとりが把握できるようになったことが挙げられる。やりとりを後からでも確認できるようになったことで、万が一、インシデントが起こったとしてもすぐに対応できるようになった。さらにActive Directory との連携機能を使用することで管理・運用負担も軽減することができたという。

「Active Directory と連携して個人フォルダを作成できる機能があるため、フォルダを用意する際、情報システム部側で個別に対応する必要がなくなりました。この機能はこれからも有効活用していきたいと思っています」(相原氏)

同法人では、安定的に競馬を開催するためにシステム全体の最適化を今後も継続して行っていく予定だ。

「セキュリティと利便性はトレードオフだと思っています。ただ、新しい技術が次々と出てきているので、ソリトンシステムズにはセキュリティと利便性を両立させるような製品を今後も提供していってほしいと思います」(松下氏)

お忙しい中、有り難うございました。

※本ページの内容は、2017年 8月作成時の情報に基づいています。

  • 掲載されている社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

製品・サービス

FileZen

FileZen

アプライアンス型によるWebブラウザを使ったファイル転送・共有向け製品です。

お問い合わせ

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせ