DMEの採用でセキュリティと使い勝手を両立したMCM環境を構築
円滑なコミュニケーションで発電所の安定稼働を支援

電源開発株式会社
  • 添付ファイルの閲覧を含め、快適なメール操作を実現
  • セキュア・コンテナに情報を保持し、快適な操作を実現
  • BYODにも対応した将来のスマートフォン展開の自由度
導入製品
 Soliton SecureContainer(DME)
目次

  1. 1.スマートデバイスの導入で緊急時の連絡を迅速に
  2. 2.スピーディな対応と使い勝手の良さからDMEを選択
  3. 3.スワイプログインでストレス・フリーに使える
  4. 4.発電現場への展開、BYOD対応広がる将来のロードマップ

スマートデバイスの導入で緊急時の連絡を迅速に

戦後、全国的な電力不足を克服するため、電源開発促進法に基づいて設立されたのが電源開発株式会社(J-POWER)だ。国内66ヵ所の発電所で合計約1700万キロワットを発電し、各地域の電源会社に卸している。さらに近年は米国・中国・アジア諸国を中心に、海外発電事業を展開している。

「発電所の運転において懸案となっていたのが、緊急時の連絡体制でした。発電所は24時間稼働させ続けなければならない施設です。ただ見守るだけではなく、運転中に見つかるトラブルの芽を迅速に、確実に摘むことができなければ安定稼働は続けられません」

そう語るのは、電源開発株式会社 総務部 IT推進室の中嶋 嘉昭氏だ。発電所で発生したインシデントは早急な対応が必要なため、夜間であっても外出中であっても担当者に連絡を取り瞬時に意思決定しなければならない。しかも、図面や故障ポイントの写真、機器の使用情報などもわからなければ意思決定できない場合もあるため、電話のみの連絡という訳にはいかなかったと中嶋氏は言う。

「かつては、出張先のホテルのFAX番号を必ず伝えるというのが習慣になっていました。万一何か発生したら、FAXで資料を送り、電話で指示をあおぐためです」

こうしたコミュニケーションをよりスムーズにするために検討されたのが、スマートデバイスの導入だ。従業員の多くがプライベートでスマートフォンを使い始めており、スマートフォン自体の使い方に慣れてきたことも、導入の後押しとなった。

スピーディな反応と使い勝手の良さからDMEを選択

導入するスマートデバイスには、iPhoneが選ばれた。アプリにウイルスが混入する可能性が低く、メモリーカードスロットもないため情報漏洩の恐れも少ない。こうした特徴から、Androidよりセキュリティ面で有利だと判断されたためだ。また利用形態としては、BYODではなく会社支給の携帯電話をiPhoneに入れ替えていくことにした。

「システム面で課題となったのは、社内メールにアクセスする仕組みです。図面などの資料をやりとりできなければならないので、添付ファイルの取り扱いを含めて、社内にいるのと同じようにメールを送受信できる仕組みを探しました」

中嶋氏は当時を振り返ってそう語る。情報収集の結果、候補の製品はソリトンシステムズのDME(Dynamic Mobile Exchange)を含めて3つに絞られた。その中で最も有力な候補となっていたDMEの試験導入が行われた。身近な従業員にiPhoneを配付し、実際に使ってもらうことで導入時の課題を洗い出すためだ。

「DMEを使ってみて、これはいいと直感しました。DMEの評価を進めながら、他の2製品についても実際に使ってみて比較検討を行いました。その結果使用感に大きな差があることがわかり、正式にDMEの採用を決めました」

中嶋氏は選定時のいきさつをそう語る。使用感の違いとして最も大きかったのは、スピードだったという。DMEは端末上の暗号化されたストレージエリアであるセキュア・コンテナにメールを取り込むため、操作への反応が速く、使っていてストレスが少ない。一方、他の2製品はメールを開くたびに、本文と添付ファイルをオンラインで取得する仕組みだった。この仕組みでは、各操作ごとに待ち時間が発生してしまうのは避けられない。こうした小さなストレスの積み重ねが、せっかくのiPhone導入の妨げになりかねないと中嶋氏は言う。

「セキュリティが高くても、使い勝手が悪いものは使われなくなります。その点DMEは、他の2製品に比べて圧倒的にスピーディで、メニューも分かりやすく、オフラインでも使える点が採用の決め手になりました」

スワイプログインでストレス・フリーに使える

iPhone導入は、本店の役職と海外事業の担当者から順次進められた。配付していた携帯電話をiPhoneに機種変更し、DMEの使い方を覚えてもらうためフェイス トゥ フェイスで操作を説明したという。中嶋氏は導入時を次のように振り返る。

「端末とDMEを合わせて導入したので、操作をきちんと説明するため、導入は一気にではなく、段階的に行いましたが、おかげで使い方が分からないという苦情もほとんどありませんでした。このひと手間を惜しまなかったから、円滑に使い始めてもらうことができたんだと思います」

メニューの階層が分かりやすかったり、スワイプ・ログインなどの利用者のストレスを減らしながらセキュリティを高める工夫が凝らされていることも順調な展開を可能にした理由として挙げられた。スワイプ・ログインとは、あらかじめ決めたパターンに従って画面をなぞることで、片手で手軽にログインできる機能だ。勝又氏も、実際に使っていてその手軽さを実感していると語った。

「iPhoneの画面に表示される小さなキーボードでパスワードを打ち込むのは、慣れた人でもストレスを感じるくらいですから、スワイプ・ログインならスマートフォンが初めての人でも簡単に使えます。機種を問わず同じ操作に統一できるというのもいい点ですね。今後、iPhone以外への展開を検討する際のハードルが大きく下がります」

発電現場への展開、BYOD対応 広がる将来のロードマップ

当初20ライセンスからの試験導入からスタートしたDMEだが、1年で3回の追加を行い、今では数百ライセンスまで拡大した。コミュニケーションを取りやすくなったと、実際の利用者からも好評だという。しかしこれはまだスマートデバイス導入の第1ステップにすぎないと、中嶋氏は表情を引き締める。

「本店の役職者、海外担当社への展開が終わったら、次は第2ステップとして、地方の発電現場に広めていきたいと考えています。そしてその先、第3ステップとして現在検討しているのが、BYODです」

導入を始めた段階では検討されていなかったBYODだか、実際にDMEに触れて行く中でBYODの可能性を感じ始めたようだ。現在、実際に個人所有端末にDMEをインストールし、BYODの実証実験を行っている電源開発株式会社 総務部 IT推進室の勝又 勇治氏はこう語る。

「個人所有の端末も会社支給の端末もスマートフォンになってしまうと、サイズも大きいので2台持ち歩くのが大変です。BYODなら1台で済むし、画面の大きな機種など自分好みで端末を選べるのが嬉しいですね」

先々のステップを見据えながら、順調に展開が進むDME。既に使い始めている従業員からも、今後の機能拡張に向けた要望が聞こえ始めている。最近増えてきたのは、ファイルサーバにアクセスしたいというニーズだ。

「メールや添付ファイルを自在に扱える環境に慣れ、iPhoneやDMEの操作にもなじんできたので、もっと便利にという気持ちが高まっているようです。こうした要望が出るということは、使いこなしてくれている証だと思っています。ファイルサーバへのアクセス機能はDMEの次期バージョンでサポートされると聞いているので、従業員の要望にも応えていけると思います。今後もニーズにマッチした機能拡張を続けてほしいですね」

中嶋氏は最後に、DMEとソリトンシステムズへの期待をそう語った。

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