USBメモリ利用の課題を解決
マルウェア対策強化と安全なデータ受け渡しを同時に実現

松江市教育委員会
  • 振る舞い検知で未知の脅威にも対応
  • サーバーからの一括管理機能で端末側は操作いらず
  • FileZenでデータを受け渡すことでUSBメモリが不要に
導入製品
 Zerona PLUS, FileZen
目次
  1. 1.

    マルウェア検知の最多要因はUSBメモリの使用だった

  2. 2.

    FileZen利用でUSBメモリの利用を極力少なく

  3. 3.

    管理・運用の負荷を軽減したZerona PLUS

  4. 4.

    情報を積極的に発信することで利用を促進

松江市教育委員会 様 イメージ図

 仮想環境化した外部接続系にZerona PLUSをインストールし、エンドポイントセキュリティを強化。Zerona PLUSを管理サーバーで一括管理することで、現地に行かずにクライアント側の設定変更やマルウェア駆除などの対応をできるようにした。

 分離している外部接続系と校務系間のファイル受け渡しは、FileZenの使用に切り替えている。USBメモリの代わりにFileZenを使用することで、USBメモリの紛失を防いでいる。

マルウェア検知の最多要因はUSBメモリの使用だった

 島根県の県庁所在地であり、県内の中心地としても賑わう松江市。IT産業の振興プロジェクト「Ruby City MATSUEプロジェクト」を2006年より展開している同市では、教育でもICTを活用したさまざまな取り組みを行っている。そのため、学校で使用するPCの数も多く、校務系で使用するPCだけでも1500台にのぼる。

「2012年に校務系PCと校務外部接続系PCとの物理的な分離は行っていました。ただ、外部接続系PCでは、USBメモリの使用は許可していたため、USBメモリを介した外部接続系PCから校務系PCへのマルウェア感染の懸念がありましたし、市の教育システムを運用・管理しているベンダーとの定例会議で、USBメモリの使用に起因するマルウェア検知が多いという状況も聞いていました。そのため、エンドポイントセキュリティを強化すべく、ソリトンシステムズのマルウェア対策ソフトウェア『Zerona PLUS』とファイル受け渡し専用アプライアンス『FileZen』を導入しました」

 導入の背景を語ってくれたのは、同市の行政関係に関わるシステムを担当し、Zerona PLUSとFileZenの選定を担当した松江市教育委員会 学校教育課 指導研修係 主幹 須山誠司氏だ。

FileZen利用でUSBメモリの使用を極力少なく

 教育系システムを刷新し、2018年4月から教員が使用する校務系と生徒が授業で使用する学習系の機能を併せ持つ統合型校務支援システムが本格稼働することになっていた。この新たな校務支援システム導入に際し、これまで課題と感じていた部分を順次見直すことに決めたという。

 まず、これまで各学校に設置し、4社のベンダーで管理・運用していたサーバーを1か所のデータセンターに集約、ベンダーも1社にまとめることで煩雑になっていた管理を簡略化した。次に、校務PCと外部接続系PC間のデータの受け渡しをFileZenで行えるようにし、USBメモリを極力使用せずに済む環境を構築。続いてUSBメモリの使用を許可している外部接続系PCにZerona PLUSをインストールすることでPCのセキュリティを強化した。現在は、2018年から順次進めている端末の入れ替えにあわせて外部接続系を仮想環境にしている最中だ。校務系PCを通して外部接続系を利用することで1台のPCで業務に必要な作業を行えるようにすることが目的だという。

管理・運用の負荷を軽減したZerona PLUS

 Zerona PLUSの導入を決めたいきさつについて、須山氏は次のように話す。

「教員の中にはPCをシャットダウンせずに帰宅する方もいます。すでに導入していたパターンマッチング型のウイルス対策ソフトは、パターンファイル更新をPC起動時に設定していたため、長期間更新されていないこともありました。そのため、既存の対策ソフトと併用でき、パターンファイルに依存しない対策製品が必要でした。Zerona PLUSであれば、振る舞い検知技術で未知のマルウェアにも対応できるうえ他の対策ソフトとも併用できます。そしてサーバーで一括管理することでクライアントPCでの操作がいりません。簡略化したシステムにも合うと思いました」

 Zerona PLUSを導入する前は、月に1、2度はマルウェアが検知されアラートが挙がっていた。PCがマルウェアに感染したため、ベンダーが現地に赴きPC初期化の対応をしたこともあったという。しかし導入後は、そういった事態は起こっておらず、効果を実感しているそうだ。

 同市の学校に関わるシステムを担当し、須山氏と共にシステム刷新を担当する学校教育課 指導研修係長 川上淳一氏は、Zerona PLUSとあわせて導入したFileZenについて、次のように語った。

「私は2017年まで市内の学校で教師として勤務していました。校務系PCは職員1人につき1台ずつ配布され自席で自由に使うことができたのですが、メールの確認やインターネット閲覧ができる外部接続系PCは、共有のデスクに置いてありました。台数も限られているので混雑してすぐに使えず、不便に感じることもありましたね。ですが、今回のシステム刷新で外部とのメールやデータの受け渡しも校務系PCを通してできるようになったので、業務効率が上がったと思います。データの受け渡しで使用しているFileZenは、操作画面もシンプルで使いやすく、教員の方も戸惑うことなく使用しているそうです。私が教員をしていた時にあったら良かったのになと思いました(笑)」

情報を積極的に発信することで利用を促進

 校務支援システムの本格稼働とFileZenの導入により、USBメモリを使用しなくてもデータの受け渡しが行えるようになったことに、大きな意義を感じているそうだ。

「USBメモリを紛失する事態は起こっていませんでしたが、使わなくなったものを廃棄されてしまうことはありました。FileZenを利用すれば紛失の心配もありませんし、データの移動もスムーズに行うことができます。今後はFileZenの使い方を積極的に提案し、利用をさらに進めていきたいですね」(須山氏)

 川上氏は今後の展望について次のように語り、話を締めくくった。

「今年から定期的に各学校の教員を対象としたセキュリティに関する研修会を開催しています。その際に、Zerona PLUSのログを使用して今の状況を説明することで、より深く理解してもらえるのではと考えています。私も実際に教鞭を執っていたので分かるのですが、教員の業務は多岐にわたり、突発的に対応しなければいけない事態が発生することは珍しくありません。安心・安全に利用でき、業務に集中できる校務支援システムを作ることで教員の方をフォローしていきたいと思っています」

お忙しい中、有り難うございました。

※本ページの内容は、2018年 8月作成時の情報に基づいています。

  • 掲載されている社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

製品・サービス

Zerona/Zerona PLUS

Zerona/Zerona PLUS

新しいマルウェアからPCを守る、次世代アンチウイルス(NGAV)

FileZen

FileZen

アプライアンス型によるWebブラウザを使ったファイル転送・共有向け製品です。