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ストレージ/ファイルサーバの基礎知識

企業で導入するファイルサーバーの選び方

企業で導入するファイルサーバーの選び方

企業がファイルサーバーを導入するときにチェックしておきたいポイントをまとめました。何を、どのように選定していけばよいのか、基本的なことを知っておきましょう。

企業におけるファイルサーバーの導入効果

ファイルサーバーを導入することで得られる最も大きな効果は、データの共有の簡便化です。簡単にデータを受け渡すことができ、一つのファイルを複数の人間がそれぞれのクライアントPCを使って同時に閲覧したり、各々で編集・保存したりすることもできます。

次に、セキュリティを強化できるという効果も得られます。USBメモリやメールを使ってデータを受け渡す必要がなくなるのでセキュリティリスクが軽減されます。またファイルサーバー内のフォルダにアクセス権を設定することで特定の人間しかデータにアクセスできないという環境を簡単に作ることができます。またアクセスログの監視をすることで不正アクセスなどからデータを守ることも可能です。

ファイルサーバーを導入する際のポイント

ファイルサーバーを導入するための選定ポイントやチェックポイントを見ていきましょう。

サーバーOS

サーバーOSは有料のWindowsか、無料のLinuxのどちらかを選ぶのが一般的です。WindowsはクライアントPCがWindowsであれば親和性が高く、GUI操作に慣れている人も多いため、管理運用もそれほど難しくありません。一方、Linuxは需要に合わせて自由にカスタマイズできるのが特徴です。ただし、管理運用は専門知識を持った人でなければ難しい面があります。

なお、ファイルサーバーとして使うには、Windowsの場合は「Windows Server 2016」などサーバーOSのファイルサーバー機能を利用し、Linuxの場合はファイル共有サーバーソフトの「Samba」を用いることが多いでしょう。

WindowsもLinuxも、ハードウェアにプリインストールして販売されている製品があるので、初期設定の作業時間を短縮したいならそれらを利用するのも一つの方法です。

接続ユーザー数

サーバーOSによって接続ユーザー数が異なることにも注意が必要です。例えば、同じWindows Server 2016でも複数のエディションがあります。Essentialsエディションは価格が安い分、接続ユーザー数は25人、デバイスは50までという制限があります。Standardエディションであれば接続ユーザー数が無制限ですが、クライアントがサーバーに接続して機能を利用するためのライセンス(CAL)が必要です。

ハードウェア

サーバーはパソコンを使って構築することもできます。しかし、業務用サーバーとして使用するにはPCではスペックが足りないと感じることが多いでしょう。とくに多数のクライアントPCを接続し連続稼働させつつ速く安定した動作を求めるなら、信頼度の高いサーバー専用マシンを使用するのが一般的です。

現在、サーバーマシンのCPUはインテルの「Xeon」が主流です。少人数での運用の場合は、CPUやメモリ容量はそれほど重視しなくても良いですが、500名を超えるような場合は、それなりの性能が必要となります。

ファイルサーバーで十分な容量とスピードが求められるのはストレージです。規模や用途にもよっても違いますが、ハードディスクはPCでもよく使用されるSATAか、より高性能な規格であるSAS型のディスクが選択肢になるでしょう。HDDよりも高速なストレージが必要なら、SAS型のSSDを用意する方法もあります。

設置スペース

サーバーは通常のPCと比べると基本的に大型ですが、設置スペースによってタワー型、省スペース型、ラックマウント型などから選ぶことができます。

その他

メーカーやベンダーのサポート体制もチェックポイントです。特に初めての導入であれば、ファイルサーバー用のハードウェア、OS、ソフトウェアの選定からアフターフォローまでしっかりサポートしてくれる業者が安心です。ハードウェアの保証期間も確認しておきましょう。

導入したファイルサーバーを安全に運用するために

HDDは「RAID」を構築するのが一般的です。RAIDは複数のHDDを一つのドライブのように認識・表示させる技術で、容量拡大、冗長性の確保、処理速度の向上を実現することができます。とくにファイルサーバーでは冗長性・容量効率が高い「RAID5」モードを採用することが推奨されています。

さらに、ファイルサーバーを運用する上で高いセキュリティ環境を維持していくには、アクセス権限の設定、アクセスログの監視、メンテナンス対応、バックアップ作業などを行う専門知識を持つ人材を配置することも欠かせません。

また、オンプレミスだけではなく、クラウド型のファイルサーバーの活用を選択肢に入れるのもよいでしょう。クラウドサービスは導入コストが安価で難しい設定などが必要なく、BCP対策やモバイルデバイスによる外部からのデータへのアクセスに有効という特徴があります。社内ファイルサーバーと併用することでより便利に、安全にファイルサーバーを活用できるでしょう。

ファイルサーバーを導入する際は、目的をある程度絞り、予算を決め、それにマッチしたハードウェアやOSを選ぶことになるでしょう。記事を参考に、自社に最適なサーバーを選んでください。

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