信頼性の高い通信が、遠隔操縦を現実にする。

熟練オペレーターの高齢化、若年層の人材不足、そして高まる安全基準への対応——。
こうした現場の課題に対して、”Zao”は「遠隔操縦」という選択肢を、現実的かつ持続可能な解決策として提示します。

“Zao”は、映像・音声・制御信号をリアルタイムに伝送できる「RASCOW2」プロトコルを採用。
複数のモバイル回線で通信の冗長性を高め、状況モニタリング・安全制御機能を一体化し、
離れた場所にある建設機械の遠隔操縦を、安全に、スムーズに実現するための基盤を提供します。

未来の建設現場は、より柔軟で、より安全で、より効率的に。
”Zao”はその第一歩を、映像伝送と制御信号伝送の技術で支えます。

構成例
構成例

対応操縦システム

  • 日立建機

  • 日本キャタピラー

  • 諸岡

  • Bobcat

  • 加藤製作所

  • ARAV

  • ワキタ

  • コーワテック

  • IHI検査計測

  • DeepX

  • 西尾レントオール

  • ヤマモトロックマシン

  • 東京通信機

※記載のないメーカーについてはお問い合わせください

複数回線によるバックアップ機能

複数回線によるバックアップ機能

土木・建設現場での遠隔操縦では、通信の安定性が安全かつスムーズな操作に直結します。
“Zao”は複数のキャリア回線を同時に利用し、回線ごとの状況を最適に制御・ロードバランスすることで、映像伝送や制御信号の遅延や途切れを抑え、安定した操作を実現します。
電波環境が不安定な現場でも、複数回線を活かした柔軟な通信により、作業中の通信断リスクを大幅に軽減します。

LTE/5G/Starlinkで冗長化通信

LTE/5G/Starlinkで冗長化通信

山間部や都市部の影となる工事現場では、通信環境が不安定になることも少なくありません。
“Zao”は、LTE・5Gといったキャリア回線に加え、衛星通信のStarlinkにも対応。複数の回線を組み合わせることで、場所を問わず安定した通信を確保します。
映像や制御信号を複数の経路に分散させることで、作業の中断や遅延を防ぎ、どんな現場でも“つながる”を保証します。

クラウドで固定IPアドレス不要

クラウドで
固定IPアドレス不要

従来、映像伝送や遠隔操縦のデータ送信には、固定IPアドレスの設定が必要で、専用回線の整備や管理が求められました。
“Zao”はソリトンのクラウド環境“Zao Cloud”を活用することで、固定IPアドレスを必要とせず、インターネット接続があればすぐに運用開始できます。
これにより、現場でのネットワーク構築がシンプルになり、機器の設置や管理の手間を削減。さらに、固定IPを避けることで、外部からの不正アクセスリスクを低減し、セキュリティ面でも優れた保護を提供します。コスト削減と作業効率の向上を実現しながら、安心してご利用いただけます。

操縦しやすい短遅延映像

I/Oターミナル

遠隔操縦において、映像の遅延が操作の精度に大きな影響を与えます。
“Zao”は、短遅延映像の伝送を実現し、操作と映像がほぼリアルタイムで同期します。現場での機器の細かな操作や迅速な対応が可能となり、安全性を保ちながら確実な操縦を実現、作業効率を大幅に向上させます。

死角をなくす複数カメラ対応

死角をなくす
複数カメラ対応

建設機械を遠隔で操作するには、現場の様子を正しく見ることがとても大切です。安全に、そしてスムーズに作業を進めるためには、死角をなくすことが欠かせません。
建設機械の前後左右やアーム周辺に複数のカメラを配置することで、オペレーターが離れた場所からでも現場全体を多視点で把握できるよう設計されています。モニター上で映像を自由に切り替えたり、同時に確認したりすることで、まるでその場にいるかのような感覚で操作が可能です。現場の“見えない”をなくし、より安心・確実な遠隔作業を実現します。

周囲監視カメラの追加が可能

周囲監視カメラの
追加が可能

遠隔操縦では、オペレーターの“目”となるカメラが作業の正確さと安全性を支えます。現場ごとに異なる作業環境やリスクに応じて、必要な視点を確保することが重要です。建設機械搭載のカメラに加えて、周囲監視用のカメラを柔軟に追加・配置できます。作業エリアや人の動線、他の建設機械の接近などをより広範囲にカバーし、現場の規模や用途に応じて“見える範囲”を自由に広げられるため、遠隔でも現場の状況を立体的に把握でき、リスクを事前に察知することが可能になります。

建設機械搭載用ハウジングボックス​

建機搭載用ハウジングボックス​ 建機搭載用ハウジングボックス​

アンテナ感度を最大化する「ルーフトップボックス」には、防水性能に加え、直射日光下の熱対策として空冷ファンを装備。一方、「キャビンボックス」には、システムの状態を一目で確認できる液晶モニターと、エンジン始動時の電圧降下によるリセットを防ぐ電源バックアップ装置を搭載しました。​
この構成により、最適な電波強度と安定した電源供給を同時に実現。さらに、ボックス間の接続を専用化し簡素化することで、専門知識のない現地作業者でも容易に脱着やメンテナンスが行える、現場運用に特化したシステムとなっています。​

現場の状況に応じて瞬時に切り替えられる、
最適なUI/UX

オペレーターが繊細な操作に集中したいとき、全体の通信状態やアラートを確認したいとき。
現場の「いま」に合わせて、最適なUI/UXをボタンひとつで選択できます。

各種ステータス表示画面

各種ステータス表示画面

複数カメラの映像に加え、各回線の電波状況(ビットレートや伝送遅延の変化など)をリアルタイムでグラフ化して表示。遠隔操縦の継続可否は、視覚的に示す「マスターコーション」で一元管理できるため、施工管理者などが客観的にモニタリング・判断するシーンに最適です。

カメラ映像の全画面表示

カメラ映像の全画面表示

ボタンひとつで、純粋なカメラ映像だけを配置するレイアウトに切り替え可能です。死角をなくす前後左右の映像や、アーム周辺のマルチビューにオペレーターの視界を100%集中させることができるため、まるで「実際の運転席(キャビン)にいるかのような感覚」で、遠隔操縦が可能です。

CSPI 2026
第8回 国際 建設・測量展 
展示実績

2026年6月に開催されたCSPI 2026にて、Zao type-Gを搭載したシステムを各社が展示。
展示会場から遠方の建設機械を「超遠隔操縦」する実演デモが実施されました。

  • 株式会社諸岡様の展示ブース
    株式会社諸岡様
  • 株式会社斗山ボブキャットジャパン様の展示ブース
    株式会社斗山ボブキャットジャパン様
  • 株式会社ワキタ様の展示ブース
    株式会社ワキタ様
Zao-X
遠隔操縦向けZaoシリーズ

ソリトン独自の「RASCOW2」プロトコルによる途切れない安定した映像伝送により、建設機械の遠隔化を柔軟に実現します。トンネリング機能により、建設機械と遠隔操縦用コントローラーを専用クラウド経由で接続。複数台の同時遠隔操作や、施工状況のリアルタイム映像共有を可能にし、国交省が推進する「i-Construction 2.0」における遠隔化・無人化施工や遠隔監視体制の構築に貢献します。

仕様

名称 Zao type-G
対応Viewer Zao Virtual Cabin / Zao Cloud View
LAN 10/100/1000 BASE-T Ethernet
電源 DC12V
インターフェイス Micro HDMI
USB3.0 Type-C
伝送方式 通信プロトコル RASCOW2
最大回線数 8回線
対応回線 LTE / 5G / Wi-Fi / Starlink / LAN
暗号化方式 AES256bit
Video伝送 エンコード方式 H.265
入力インターフェイス GMSL2 x6
Audio伝送※1 入力インターフェイス ALSA
チャンネル Stereo
エンコード Opus
サンプリングレート 48kHz
シリアル・トンネリング※2 Baudrate 1200 / 2400 / 4800 / 9600 / 19200 / 38400 / 57600 / 115200
Parity none / odd / even
Packetize Mode Plane
LANトンネリング※3 対応プロトコル IPv4, ICMP/UDP/TCP
  • ※1  USBオーディオアダプタの追加が必要です
  • ※2  USBシリアルケーブルの追加が必要です
  • ※3  ViewerにZao Virtual Cabinを使用する必要があります