Ultra Low Latency Smart-telecaster Zao-SH
0.04秒
映像配信の
常識を変える
Smart-telecaster Zao-SHは、5G対応の超短遅延ライブ中継機です。
遅延を0.04秒以下に抑える次世代ファームウエアを搭載。これまで課題だった「映像の遅れ」を極限まで抑えることで、遠隔地の映像をよりリアルタイムに配信できるようになりました。

重要なお知らせ
新規販売は終了しております。永らくご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
後継製品として、「Zao-X」をご案内しておりますので、ご検討いただきますようお願い申し上げます。詳細は下記リンク先よりご確認ください。
ABOUT Smart-telecaster Zao-SHとは?
「Smart-telecasterシリーズ」は公衆モバイル回線を使って、高品質な映像をリアルタイムで伝送するソリューションです。放送メディアから警察、消防などの公共機関まで幅広く採用され、国内・海外を問わず災害現場からの報道やスポーツイベントなどで利用されています。
「Smart-telecasterシリーズ」の最新モデルであるZao-SHは、姉妹製品であるZao-Sのソフトウェアをスクラップ&ビルドすることにより、超短遅延中継が可能となりました。ライブ中継だけでなく、自動車や建機なども遠隔制御ができる機能を持っています。5Gを利用することで、さらに高画質・短遅延中継・ストレスのない遠隔制御が可能となります。
FUNCTION / FEATURE 機能・特徴
超短遅延 / RASCOW2 Ultra Low Latency
簡易中継時に発生する遅延問題を解決するために、独自のコーデック管理/通信プロトコルであるRASCOW(Realtime Auto Speed Control based On Waterway-model)の第2バージョンであるRASCOW2を開発。RASCOW2の最大の特徴は、Encodeのタイミングをフレーム単位よりもさらに細かく砕くことにより、圧縮しながらの伝送を実現できる点です。この特徴により、圧縮に伴う遅延を大幅に縮めることに成功しました。

各用語の説明
-
Shoot
カメラのレンズに光が入ってからSDI/HDMI端子まで映像データが 出力されるまでの期間(カメラ依存部) -
Capture
SDI/HDMIから映像データを取り込んで色空間変換を行った後、エンコーダに投入されるまでの期間 -
Encode
エンコード(圧縮)期間 -
Transfer
圧縮データをエンコーダから引き抜き通信パケットに分割してマルチリンク送信/受信を行う期間。エラー訂正や各リンク間の順番ソートの時間を含みます
-
Decode
デコード(伸張)期間 -
AV Sync
オーディオとビデオのタイミングを調整しSDI/HDMIに出力を行 うまでの期間 -
Display
受信機のSDI/HDMIから出力されたあとディスプレイに表示され るまでの期間(ディスプレイ依存部)
遠隔運転 リモートコントロール機能
遠隔地にあるZao-SHに接続された車や建機などを、受信機を使ってリモートコントロールすることができます。これまでのライブ中継システムでは、遠隔地の映像を見ながらコントロールする場合、回線遅延が大きく操作しづらいという課題がありました。超短遅延のZao-SHなら、遅延による映像の遅れをほとんど感じることのないライブ中継映像を見ながら、スムーズにコントロールすることができます。


世界最軽量 モバイルエンコーダ
重量350g、手のひらサイズの超小型筐体です。内蔵バッテリーで約60分稼働します(外部バッテリーで連続4時間稼働)。

安定・高速化 マルチリンク
複数の異なるキャリアのモバイル回線を1つの回線に束ね、通信速度の高速化、安定化を図ることができます。

高圧縮 H.265/HEVC
独自に開発したハードウェアベースのHEVC / H.265のエンコーダを搭載。H.264コーデックと比較して、約半分の帯域での映像伝送が可能です。
CONFIGURATION 構成イメージ
基本構成
ビデオカメラをZao-SH本体に接続し、モバイル回線や有線LANで受信機に映像を直接送信します。


リモートコントロール構成
受信機に接続されたコントローラーなどの制御信号は、Zao-SH本体に送信され、車などの制御に利用します。
SPECIFICATIONS 製品仕様・動作環境
モデル名 | Zao-SH |
---|---|
主な機能 | ライブ中継、シリアル信号によるリモートコントロール |
送信機スペック
送信用ハードウェア | 重量 | 約350g |
---|---|---|
サイズ | 幅77mm×高さ123mm×奥行き35mm(突起を除く) | |
電源 | 専用コネクタ × 1基、内蔵バッテリー(約20Wh、約60分稼動、約150分充電)× 1基 搭載 | |
消費電力 | 約20W | |
映像入力端子 | BNC(75Ω din1.0/2.3)× 1基、HDMI × 1基搭載 | |
通信端子 | micro USB2.0 × 3基、USB2.0 × 1基搭載 | |
動作環境 |
動作時:0~+40℃ / 20~80%RH(結露無きこと) 保存時:-20~+60℃ / 10~80%RH(結露無きこと) |
|
通信 | 適用回線 | 5G、LTE、WiFi、Ethernet |
エラー訂正 | ARQ、パケットソート | |
プロトコル | UDP/IP, TCP/IP(RASCOW2) | |
マルチリンク | 最大4回線 | |
シリアル通信 | 指定のUSBシリアル変換ケーブルによる拡張 | |
映像 | 符号化方式 | H.265 Main Profile |
対応入力フォーマット |
・HDMI
1980 × 1080: 25p, 29.97p, 30p, 50p, 50i, 59.94p, 59.94i, 60p, 60i
・SDI1280 × 720:50p, 59.94p, 60p
1980 × 1080:25p, 29.97p, 30p, 50i, 59.94i, 60i
1280 × 720:50p, 59.94p, 60p |
|
ビットレート | 128kbps~15Mbps | |
フレームレート |
最大29.97fps(入力映像が1080p 59.94 / 29.97の場合) 最大59.94fps(入力映像が720p 59.94の場合) |
|
音声(双方向) | 符号化方式 | Opus |
チャンネル | Stereo | |
サンプリング | 48kHz | |
入力 | Embedded Audio | |
出力 | 3.5φステレオミニプラグ | |
ビットレート | 16~510 kbps |
受信機スペック
受信用ソフトウェア | モデル名称 | Zao View |
---|---|---|
推奨動作環境 | ハードウェア | HP Z4G4 Workstation |
OS | Ubuntu 18.04 LTS | |
CPU | IntelR XeonR W-2123 Processor(3.6GHZ、4Core、8.25Mキャッシュ) | |
RAM | 32GB DDR4 SDRAM(2666MHz ECC Registerd、8GB x4) | |
HDD | 1TB HDD (SATA、7200rpm) | |
GPU | NVIDIAR QuadroRTX4000 8GB | |
出力インターフェイス | DisplayPort / SDI* *SDI出力はオプション |
|
ネットワークインターフェイス | LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応 | |
同時接続数 | Zao-SH×1 | |
伝送モード | 遅延優先モード (Low-latency) / 帯域優先モード (Bandwidth) | |
符号方式 | H.265 Main Profile | |
映像ビットレート | 128Kbps~15Mbps | |
音声(双方向) | 符号化方式 | Opus |
チャンネル | Stereo | |
サンプリング | 48kHz | |
入力 | 内蔵サウント゛カート゛ | |
出力 | Embedded Audio(DisplayPortまたは内蔵サウンドカード) *SDI出力はオプション |
|
ビットレート | 16~510 kbps | |
追加遅延量設定 | 0msec~1000msec | |
遅延警告表示 | 有(50msec~1000msec) | |
外部機器遅延量設定 | 0msec~1000msec | |
シリアル通信 | 指定のUSBシリアル変換ケーブルによる拡張 |
RATE PLAN 料金プラン
基本構成
送信機
エンコーダ 1式 |
|
100万円 |
---|
受信機
デコーダ 1式 |
|
150万円 |
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基本構成合計
250万円 (税抜)
※遠隔制御のための外部機器との接続や技術的な相談は別途お見積りとなります。
※付属品は案件に応じて変更される場合がございます。
オプション
送信機
カメラ 1式 |
|
50万円 |
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送信用回線 |
各回線初期費用+12ケ月分月額費用
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21.3万円 / 年 |
受信機
短遅延表示用 液晶モニタ |
|
10万円 |
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サポート
サポート | 現地でのセットアップ、アップデートなど | お問い合わせください |
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