増え続けるデータと変わりゆく業務環境に向け
拡張性や機能性、セキュリティに優れたファイルサーバーを導入

トヨタ部品北海道共販株式会社
  • ストレージ仮想化機能により、優れた拡張性を実現し,データ移行にも容易に対応
  • 高度なアクセスログ管理を実現し「タイムマシーン機能」がランサムウェア対策にも効果的
  • 本社と拠点、さらにクラウドとも連携することで柔軟な運用が視野に
導入製品
 VVAULT
目次
  1. 1.

    拡張性と同時に、既存データの容易な移行が必要

  2. 2.

    決め手は、コスト低減とともに秀逸なタイムマシーン機能があること

  3. 3.

    運用を止めずシームレスに移行 高度なデータ保護を実現

  4. 4.

    変革期を迎える中で、様々な選択肢に対応できる環境へ

トヨタ部品北海道共販株式会社様 イメージ図

 新たな本社ファイルサーバーとしてVVAULTを導入し、仮想化機能を活用して既存ファイルサーバーからシームレスに移行させている。あわせてVVAULT AUDITによる高度なアクセスログ管理が可能となった。また、一部の支社に導入したVVAULT BOXは既存NAS にない拡張性やデータ保護を提供し、本社のVVAULTファイルサーバーや外部(クラウド)ストレージとの連携も可能にする。これらの環境では、VVAULTのタイムマシーン機能により設定した期間まで任意の時のファイルをリストア可能となっており、万が一のランサムウェア被害からの復旧も実現。各支社に置かれているストレージは、本社からコントロール制御できるようになっており、離れた拠点でも運用・管理しやすい仕組みとなっている。

拡張性と同時に、既存データの容易な移行が必要

 トヨタ自動車の部品供給体制を合理化・強化すべく日本全国に展開している、トヨタ部品共販ネットワーク。地区別に30以上の会社で構成されており、その中の北海道地区を担当するのが、トヨタ部品北海道共販株式会社だ。広大な北海道全域の顧客に商品を届けるべく、道内各地に5支社・14営業所を展開している。

 自動車部品には膨大な種類があり、カタログは分厚い冊子になる。そのカタログは頻繁に改訂され、過去のカタログも各拠点に保管しておく必要があった。

 近年では電子化が進み、トヨタ部品北海道共販も紙のカタログを廃して電子カタログを活用しているが、そのデータ量も相当なものであり、本社および各拠点に配置したファイルサーバーやNASで保管し、ローカルで参照する形としている。2018年頃にはファイルサーバーやNASの導入から数年が経過し、更新を検討し始めていた。

 同社の総務部 総務ITグループ グループリーダーの記虎薫氏は次のように説明する。

「カタログをはじめとするデータ量は増え続けています。これまで、ファイルの保存にはコスト抑制を優先して安価な製品を使っていましたが、各拠点のNASは簡単には容量を増強できない製品だったので、しばしば容量削減のため古いファイルを消去するなどの対応に迫られる点が課題でした。新たなファイルサーバーには、拡張性と同時に、すでに持っているデータが容易に移行できるものが求められます。さらに近年では、トヨタの名を冠する会社としてセキュリティやコンプライアンスの強化が求められており、ファイルサーバーにも今までより詳細なアクセスログの管理などが必要となっていました」(記虎氏)

決め手は、コスト低減とともに秀逸なタイムマシーン機能があること

 しかし、これらの要件を満たすストレージは、なかなか見つからなかった。記虎氏によると、取引のあったITパートナーに相談しても、満足できる回答が得られなかったという。そんな同社に新たな提案を行ったのが、ソリトンシステムズだ。

「ソリトンシステムズとは今まで付き合いがありませんでしたが、ほぼ即答で『できません』と回答するようなベンダーもいた中で、我々の困っている点を詳しくヒアリングし、費用面も含む要件に合わせて提案してくれました。しかも提案内容には、ランサムウェア対策にも有効なタイムマシーン機能などがあり、『こんな便利な機能もあるのか』と驚きました」(記虎氏)

 そうして採用されたのが、ストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」、ファイルサーバーログ管理ソフトウェア「VVAULT AUDIT」、および新ファイルサーバーアプライアンス「VVAULT BOX」だ。

 VVALULTは既存のファイルサーバーやNASをストレージ仮想化機能により統合することができ、これまでの製品にはない拡張性を実現するほか、業務を止めないシームレスな移行も可能となっている。またVVAULT AUDITは、VVAULTに対する詳細なアクセスログ管理機能などを提供し、コンプライアンス要件を実現。そして、これら2種類のソフトを小型アプライアンスに統合したのがVVAULT BOXで、小規模な拠点でも高度な機能を備えたストレージを利用できるようになっている。

 なお、記虎氏が驚いたタイムマシーン機能は、保存されているファイルを過去の任意のタイミングまで巻き戻せるようにする、VVAULTおよびVVAULT BOXの機能。万が一ランサムウェア被害に遭っても復旧できる可能性が格段に高まる、ほかに例のないファイル保護機能だ。

「これまで当社では、ファイルサーバーやNASはコスト低減が優先でした。しかし、今回はセキュリティ強化などの要件もあり、我々としてもある程度の費用は覚悟しており、『このくらいなら出せる』という予算規模をソリトンシステムズに伝え、それに合わせて提案していただきました。有力ブランドのファイルサーバー製品に比べれば安価な費用感で、当社としてもコストをかける価値があると判断し、採用を決定したのです」(記虎氏)

運用を止めずシームレスに移行 高度なデータ保護を実現

 こうしてトヨタ部品北海道共販は2019年6月にVVAULTシリーズの採用を決定。導入および環境構築を経て、2019年の秋頃からデータ移行を進めている段階だ。

 「まだユーザーは以前からのファイルサーバーやNASにアクセスしている状態ですが、VVAULTの機能によりデータのコピーを進めることができます。データのコピーが完了したら、ユーザーのアクセス先をVVAULTに切り替えることで、運用を止めることなく移行できる計画です。移行が完了すれば、VVAULTの優れた拡張性やデータ保護などが得られるようになり、運用も楽になるでしょう」と、記虎氏は期待を込めて語る。

 本社に設置したVVAULTファイルサーバーは冗長構成とし、リアルタイムのデータ保護と、筐体間バックアップが可能だ。これまで同社で行っていた、夜間の日次バックアップに比べると、データ損失のリスクやダウンタイムが大幅に減ることになる。一部支社に導入したVVAULT BOXも、拠点内でバックアップを行う構成としてデータ保護を行っているほか、本社と同じく運用を止めないデータ移行も可能だ。

変革期を迎える中で、様々な選択肢に対応できる環境へ

 自動車業界は現在、運転支援システムや自動運転、電動化などといった大きな変革期を迎えている。そんな中で最近、トヨタ部品共販ネットワークも地域別会社から全国を一つの会社に統合する計画が持ち上がってきた。またトヨタ部品北海道共販の社内でも、働き方の改革などを推進中である。

「将来的に我々の仕事がどう変わっていくか、見通しづらい時代に突入してきましたが、いずれにせよ今までのやり方では立ち行かなくなる可能性が高いと言えるでしょう。例えば、人材不足の課題に対し、支店や営業所同士で業務を支援し合う仕組みなどを検討しているところです。ほかの地域のトヨタ部品共販会社も、働き方については似たような状況と考えられるので、統合に向けて当社が少しでも貢献できるよう、工夫を重ねていこうと考えているのです。VVAULTはクラウド連携も可能なので、このような取り組みの中で色々と役に立ってくれるのではないかと期待しています」(記虎氏)

※本ページの内容は、2019年 11月作成時の情報に基づいています。

  • 掲載されている社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

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