ファイルサーバーアクセスオプションに関する制限事項
ファイルサーバーアクセスオプションは、Soliton SecureBrowserから共有フォルダーに保存されたファイルを閲覧できるようにする機能です。
お客様環境のWindowsファイルサーバーにWebアクセスが可能となる、弊社クラウドサービス上のSoliton SecureFileと専用VPNコネクタで構成されます。
お客様環境のActive Directoryで管理されたユーザー権限をそのまま利用して、共有フォルダーにアクセスしますので、ご利用いただくためには以下の条件があります。
- Active Directoryによって共有フォルダーのアクセス権が管理されている、Windowsファイルサーバーが必要です。
- SSBサービスの認証方式を、管理コンソール上で「LDAP(Active Directory)」に設定していただく必要があります。
- Active DirectoryのLDAP検索に必要な、検索用ユーザーを以下の条件でご用意いただく必要があります。
- グループDomain usersに所属していること
- パスワードの有効期限が無期限に設定されていること
- 半角英数字、8文字以上16文字以内のパスワードが設定されていること
- SecureFileからWindowsファイルサーバーに対しては、ファイル共有プロトコルSMBを利用して接続します。SMBのバージョンは、デフォルト2.1です。
- 他に1.0または3.0を設定可能ですが、同時に2つの設定はできません。
- SMBのオプション機能はサポートしていません。
- SMB/CIFSプロトコルを利用するマイクロソフト社製以外のファイルサーバーやNAS製品(各メーカーが販売しているWindows Storage Server/Windows Server IoT搭載製品を含む)のご利用はいただけません。
- ファイルサーバーアクセスオプションの1契約あたり、以下いずれかの上限数を超えるご利用はいただだけません。
- ファイルサーバーの登録数:10
- 共有フォルダーの登録数:2,000
- 同時接続ユーザー数:200
- ご利用の環境によってファイルのアップロードおよびダウンロード速度が遅くなる場合がありますが、本オプションにおいては以下の制限があります。
- アップロードおよびダウンロード時のタイムアウトは、15分(固定)です。
- Windows、Mac版SSBをご利用の場合は、複数のファイルを一括アップロードすることが可能ですが、その際の合計ファイル容量は500MBまでです。
- ファイルのアップロードおよびダウンロードの開始から15分以上を要した場合、そのアップロードおよびダウンロードが完了せずにタイムアウトします。そのような場合は、ファイルを分割してご利用ください。
- iOS、Android版SSBをご利用の場合は、ファイルのアップロードは1ファイルずつです。
- 本オプションを利用して、SSBからWindowsファイルサーバー上に、フォルダー名の末尾が「.(ドット)」のフォルダーを作成すると、SSBや他のWindows端末から、該当フォルダーに対する操作が正常に行えなくなります。フォルダー名の末尾に、「.(ドット)」は使用しないでください。