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多要素認証とは? その重要性や3つの認証要素について解説!

認証情報の不正利用を防ぐ
「多要素認証」

近年のサイバー攻撃は巧妙化し、企業の被害も増え続けています。例えば、認証情報を悪用した不正アクセスは、情報漏えいやシステムの破壊、業務の停滞を招く重大なリスクです。経済的損失や企業の信用を失墜させる深刻な脅威なのです。総務省によれば、2022年におきた不正アクセス禁止法違反に関する検挙件数は522件にのぼり、前年比で93件増加しています。

このように、企業へのサイバー攻撃が増加する中で、認証情報の不正利用を防ぐ手段として「多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)」の採用が進んでいます。多要素認証は、従来の「パスワードのみ」などの単一認証ではなく、「知識情報」や「所持情報」、「生体情報」の複数の認証要素を組み合わせてアクセス認証を行い、セキュリティを強化するものです。

多要素認証を実現する方法としては、専門事業者が提供するサービスの活用が挙げられます。では、どのソリューションを導入するのが効果的なのでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、ソリトンシステムズの「SmartOn ID」と「Soliton OneGate」です。SmartOn IDは、生体認証やICカードを用いる多要素認証で、PCなどのエンドポイント利用時の本人認証を強化します。国内シェアNo.1のPCログオンソフトで、Microsoft Entra IDにも正式に対応しました。また、Soliton OneGateは、クラウドサービスやオンプレミスを不正アクセスから守る多要素認証サービスです。「許可端末」と「利用者本人」の組み合わせでアクセス制御を行い、「なりすまし」や「個人端末などのシャドーIT」からの不正アクセスを防ぎます。

ソリトンの多要素認証関連ソリューション

ソリトンの多要素認証関連ソリューション

「SmartOn ID」と「Soliton OneGate」についての具体的な機能や導入事例を詳しく知りたい方は、以下公式サイトをぜひご覧ください。

事例

不正アクセスで10年分の顧客情報が漏えい

2024年、上場企業のクラウドサーバーが不正アクセスを受け、約10年分の顧客情報が流出しました。攻撃者は、セキュリティが万全ではなかったクラウドサーバーに対してアクセス試行を繰り返し、ログインIDとパスワードを窃取します。その後、Webページの改ざんと顧客情報の盗聴を行いました。これにより、お客様の個人情報が外部に流出し、企業の信頼性を大きく損ねる結果となりました。

この事例では、不正アクセスに気づかず、長期にわたって顧客情報を盗聴され続けています。その被害の大きさからも、サーバーへのアクセス管理とセキュリティ強化がいかに重要であるかがわかります。特に、どこからでもアクセス可能なクラウドサーバーにおいては、多要素認証を導入しておくことがとても重要です。

実際に多要素認証を採用し、前述の問題が発生する前に対応されたお客様の事例をご紹介します。

対策事例
「Soliton OneGate」で、 多要素認証を導入してクラウド上の資産を保護

豊田合成株式会社様は、近年のサイバーリスクの高まりを意識して、サプライチェーン全体を包括した認証に「Soliton OneGate」を採用しました。

従来、仕入先企業160社が利用する受発注システムをオンプレミスで運用していました。しかし、システムの老朽化にともないクラウドへの移行を決断。従来のオンプレミスのシステムでは独自開発の認証と、専用線ネットワークでセキュリティ確保をしていましたが、システムのクラウド移行とともにセキュリティ強化を図ります。

多要素認証サービスの中でも、すぐに導入でき、取引先企業に利用してもらう上で手順もシンプルなソリューションを探していました。そこで採用したのがSoliton OneGateです。Soliton OneGateならば、利用開始までの手間が少なく、多要素認証に必要なデジタル証明書の配布も、ネットワーク設定と招待コードを発行するだけです。

2023年2月から、システムへの接続テストを始め、6月には受発注システムを利用する160社、約650名の利用者が多要素認証の利用を開始できました。

今後同社は、見積システムなどにもSoliton OneGateでの多要素認証を導入し、セキュリティ強化をサプライチェーン全体に広げていきます。

ここに紹介した「Soliton OneGate」の導入事例については、「導入事例 豊田合成株式会社」にて詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

おわりに

おわりに

多要素認証は、巧妙化するサイバー攻撃に対抗するためのセキュリティ強化手段です。従来の単一認証だけでは防御できない不正アクセスを、「知識情報」「所持情報」「生体情報」の組み合わせで防ぎます。多要素認証を導入することでセキュリティは強化され、さらにステークホルダーからの信頼も得ることができるでしょう。

多要素認証の導入には、運用コストや既存システムとの互換性、ユーザー教育などの課題もあります。そのため、信頼性の高いサービスを提供する事業者のソリューションを選択することが重要です。自社の現状理解から、適切なサポートを提供するパートナー企業が見つかれば、多要素認証のスムーズな導入・運用が可能になります。

そこでおすすめなのが、ソリトンシステムズのソリューションです。

多要素認証でエンドポイント利用時の本人認証を強化する「SmartOn ID」や、許可端末と利用者本人の組み合わせでアクセス制御を行い、クラウドサービスを不正アクセスから守る多要素認証サービス「Soliton OneGate」は、企業のセキュリティ基盤を強固なものにします。多要素認証には、ソリトンシステムズのソリューションを検討してみませんか?まずはお気軽にお問い合わせください。

ソリトンの「多要素認証」の詳細は
お気軽にお問い合わせください。

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