株式会社ソリトンシステムズ(本社: 東京都新宿区、代表: 鎌田 信夫、以下ソリトン)は、社内プロジェクト内や社外の取引先などと安全にファイルを共有するためのアプライアンス製品Net'Attest FileZenに、メール通知を活用したファイル転送機能「めるあど便」を搭載し、ユーザーインターフェースを大幅に改良した新バージョン、Net'Attest FileZen V2.0の受注を10月29日より開始します。

【 Net'Attest FileZenの背景と概要 】

大容量ファイルを取引先などとやり取りする場合、従来はファイル交換サービスやバイク便などが利用されてきました。しかし、内部統制の強化などへの配慮から、機密情報を第三者に委ねるファイル交換サービス等の利用を制限する企業が多くなってきました。データを暗号化してメールに添付するなどの対応は可能であるものの、図面や画像、動画などの大容量データに関しては、サイズによって利用できないケースも増えています。

Net'Attest FileZenは、機密情報を含むファイルや大容量のファイルを、関係者間で安全に、容易に受け渡しするためのアプライアンス製品です。新型ウイルスなどによる一時的な在宅勤務が必要となった社員との安全なデータのやり取りにも使用できます。

アプライアンス製品であるため、社内に設置後すぐに使用でき、特別にエクストラネットを構築する必要もありません。ファイルの操作はすべてWebブラウザから行い、使用している機器やOSに依存しません。通信はSSLによって暗号化され、インターネット上で使用しても機密性が保たれます。また、ファイルのアップロード時に、ウイルスチェッカによってファイルの安全性を確認する機能が標準で搭載されています。

Net'Attest FileZenには「プロジェクト」機能と、新機能の「めるあど便」機能の2つのファイル転送の方法があります。

【 「プロジェクト」機能について 】

ファイルを共有する関係者は、「プロジェクト」機能によって管理されます。プロジェクト内の関係者だけが、受け渡されるデータにアクセスできます。また、プロジェクトに参加するメンバーの一人一人について、アップロードのみ、ダウンロードのみ、フルアクセスなどのアクセス権限設定を行えます。プロジェクトに参加していないメンバーには、そのプロジェクトの存在そのものが見えません。

この「プロジェクト」機能は、特定の目的を持つ関係者間での、安全な一時共有フォルダとして活用できます。Net'Attest FileZen V2.0では、直感的で分かりやすいアイコンを使用するなど、マニュアルなしで、すぐに使い始められるように、ユーザーインターフェースを大幅に改良しています。

【 V2.0での新機能「めるあど便」について 】

「めるあど便」は、プロジェクトとは関係なく、任意の受け手に対してファイルを渡す際に使用する機能です。渡したいファイルをアップロードする時に、相手先のメールアドレスを入力することで、ファイルのダウンロードを促す通知メールを送信します。このメールには、ファイルをダウンロードするための専用URLが記入されており、受信者は、その専用URLをクリックすることでファイルのダウンロードが行えます。企業で使用する場合、外部へのファイル送付は事前に上長の承認が必要と判断される場合があります。「めるあど便」では、事前の上長等の承認を受けて初めてファイルのアップロード、メールの送信ができる、承認機能も搭載しています。