株式会社ソリトンシステムズ(本社: 東京都新宿区新宿、代表: 鎌田信夫 以下、ソリトン)、は中国国家広播電影電視総局(中国広電総局)傘下の中広電広播電影電視設計研究院(Radio, Film and Television Design and Research Institute Digital R&D Center 以下DRFT)と合同で、中国の放送局市場に向けて、ソリトンの映像伝送システム、商品名:Smart-telecaster(スマート・テレキャスター、以下 STC)のローカライズと販促活動を行うことで合意しました。

ソリトンとDRFTは7月に合同開発室を北京に設立し、中国国内の放送局のニーズに応じた新しい機能の追加開発に着手するとともに、プロモーション活動を展開、今後5年間で6000セット以上の出荷を計画しています。

商品、STCは3Gや衛星電話のような無線回線を使って高品質な映像と音声をリアルタイムに伝送するシステムで、鮮明な画像が高い評価を受け、NHKをはじめ、日本国内の数多くの放送局で緊急報道などの現場において採用されています。最近では放送用途以外にも、現場からの映像情報をリアルタイムに共有するニーズに応え、警察、消防、救急医療など、公共分野での採用も幅広く進んでいます。

中国DRFTは中国広電総局直属の機関であり、長年に渡りラジオ・テレビ放送、映画などのデジタル化、ネットワーク化、自動化の研究に取り組んでいます。国家・省・都市のケーブルラジオ・テレビの幹線ネットワークの設計、構築を主な業務とし、中国国内に2000以上ある放送局に対してネットワークの設計、コンサルティングなどのサービスを提供しています。

この合同開発室の成果を基に、ソリトンは放送局市場だけでなくパブリックセキュリティーや交通インフラ保守などの分野へも拡販可能な商品作りができるとみており、今年度中に北京に事務所を開設、中国国内でのSTCの営業拡大をはかります

中広電広播電影電視設計研究院 許家奇院長のコメント:

今回のソリトンシステムズとの合同開発室の設立を大変喜ばしく思います。

DRFTは中国の放送市場に対する深い理解と技術力を持っていることに加え、各省・都市の放送局とも深い関係を構築しています。

今回のソリトンとの合同開発によるSmart-telecasterの映像伝送システムは、中国政府が提唱する「三網融合」政策を推進する新技術製品であり、必ずやマーケットに受け入れられるものと確信しています。

【 この件に関する問合せ先 】
映像コミュニケーション営業部 03-5360-3860 stc-sales@list.soliton.co.jp
コーポレートマーケティング室 03-5360-3636 corpmktg@list.soliton.co.jp