株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区新宿、代表:鎌田信夫、以下ソリトン)は、HD映像入出力に対応したモバイル映像伝送システム"Smart-telecasterHD"の新バージョンを発表します。主に放送局での利用を想定して、エンコード性能の強化や同時利用可能な通信回線数を8本までに拡張するほか、中継現場からの要望を反映した新機能を数多く実装しています。
2013年1月に出荷を予定していますが、これに先立ち11月14日から幕張メッセで開催されるInterBEE2012のソリトンブース(ブースNo.5615)で参考展示を行います。

「Smart-telecasterシリーズ」は3G, LTE, WiMAXなどの公衆モバイル回線を使って、リアルタイムに高品質な映像配信が可能なソリューションです。RASCOW (Real-time Auto Speed Control on Waterway model) TMというソリトン独自の技術を実装し、揺らぎの大きいモバイル回線上でも、遅延が少なく安定した映像伝送が可能です。暗号化、接続認証などのセキュリティ機能も備えており、大規模な装置を必要としない機動性が評価され、放送局、一般企業はもちろん、警察、消防などの公共機関でも利用されています。
中でも、フルHD解像度(1920x1080)での映像入出力に対応したSmart-telecasterHDは、昨年秋の発表以来、放送局の報道現場での利用が進んでいます。この度 (株)TBSテレビ様で採用され、本格運用を開始することになりました。情報番組や報道番組などにおけるリアルタイム中継のソリューションとして、日々の現場を強力にサポートします。

今回の新バージョンでは、ハードウェアを刷新した他、下記のような機能強化を行っています。
■ マルチリンク機能の強化(Type2のみ)
・最大8回線までのモバイル回線をサポートすることで、更に高画質な映像伝送が可能に
・異なる通信キャリアを混在利用する事で一部の電波が弱い地域でも中継を継続
■ エンコード性能の強化
・強化されたプロセッサにより、2分の1の消費電力で2倍の処理性能を実現
・最大8Mbpsまでのエンコードレートをサポート
・高速ローパスフィルタ、ノイズリダクションフィルタの搭載で高解像度時にも滑らかな映像伝送が可能
 (モバイル回線利用時にもHalfHD解像度/30fpsのエンコード性能)
■ 現場での運用に最適化された新機能
・カメラ側からの設定変更に対応し、柔軟なオペレーションが可能に
・カスタマイズ可能な3つのプリセットモードを搭載(短遅延、標準、安定伝送モード等
・通信モデムを安定的に収容可能な中継バッグが付属(Type2のみ)
・Vマウントバッテリを2つ同時に搭載可能なT型プレートを装備可能(オプション Type2のみ)

【 価格 (税別) 】オープン価格

 
※ 参照: 添付補足資料

<補足資料>

製品詳細ページ

【 この件に関する問合せ先 】 映像コミュニケーション営業部 TEL:03-5360-3860 stc-sales@list.soliton.co.jp