株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鎌田信夫、以下ソリトン)は、物流貨物の輸送時の情報をリアルタイムにトレース出来るシステムを製品化しました。センサーユニットの試作品およびクラウドシステムなども開発、大手物流会社と共同で性能評価を実施済みで量産可能となっています。

試作版センサーユニット
製品版モックアップ

図1:Soliton IoT Sensor Unit

センサーユニットは、温度、湿度、気圧、衝撃加速度、傾斜角、照度、バッテリー電圧値のトレースが可能。BLE(Bluetooth Low Energy)通信によりスマートフォン(Gateway)経由でクラウドシステムへセンサーデータの送信を行います。あらかじめ設定したしきい値を超えた場合に、アラートメールで通知します。

バッテリーは、2Way方式を採用。リチウム乾電池とボタン電池に対応可能。リチウム乾電池の場合、マイナス40度の環境下で、約2年間の連続動作が可能です。また、航空機輸送に対応するため、ボタン電池での動作も可能です。

センサーユニットには大容量の内蔵メモリを実装。クラウドシステムへの通信が途絶えた場合、約40日分のデータを内部に保持しておくことが可能です。通信が復旧した時に、内部メモリに蓄えておいたデータをまとめてアップロードすることができます。

センサーデータの受け渡し、ユーザ管理画面用コマンド制御など、外部サービスとの連携するためのAPI(Application Programing Interface)もご提供する予定です。

図2:管理画面(例)
地図上でのトレース情報と温度変化
図3:管理画面(例)
衝撃加速度イベントの詳細画面

ソリトンは、性能評価から得られたデータからフィードバックを行い、今後センサーユニットの小型軽量化、量産化を進める予定です。ソリトンはIoTビジネスへの本格参入を目指しており、これはその一つのアプローチとなります。

【出荷開始】 2017年 秋

【参考価格】 センサーユニット 3,000円(税別) クラウドサービス利用料別途

【 この件に関する問合せ先 】 新規事業部 03-6386-3405 iot-taskforce@list.soliton.co.jp