株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表:鎌田信夫)は、サイバー攻撃対策に有用な脅威情報ソリューションを提供する米国ルッキンググラス社(本社:米国バージニア州レストン)と提携し、近い将来日本で開催されるラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックを機にさらに激化する日本を狙うサイバー攻撃への対策ソリューションを提供します。

ルッキンググラス社の「ScoutVision」及び「ScoutShield」を組み合わせるソリューションは、SOCやCSIRTにおいて求められる「行動へつながる脅威情報」を提供し、自動応答対策を実現することができます。また、米国国土安全保障省(DHS)が推進する、官民でサイバー攻撃の脅威情報を迅速に共有する枠組み「Automated Indicator Sharing (AIS)」をサポートし、今後NISCや各ISACを中心に進む脅威情報共有化の標準に沿ったものです。

さらに、ルッキンググラス社が米国で展開する「Cyber Threat Center (CTC)」サービスを日本の状況に合わせ共同で開発・提供します。このサービスは各組織あるいは企業に対する脅威を特定し、監視し、レポートするものです。このプラットフォームは、いわゆるSNS、DeepWeb、DarkWeb等の非構造化情報を扱うことが可能で、サイバーのみならず、テロなどの物理的な脅威にも対応します。

●本提携について、代表取締役社長の鎌田信夫は次の通りコメントしています。
「ソリトンシステムズのサイバーセキュリティ対策製品『InfoTrace Mark II for Cyber』は、エンドポイントでのマルウェアの動作詳細や内部犯行を明らかにし、被害を極小化するEDR(Endpoint Detection and Response)として優れています。ルッキンググラス社の脅威情報は我々のサイバーセキュリティ対策を補完するものです。今回の提携により、内部脅威からサイバー攻撃に至るまで、それらを防ぐために必要な基本的機能が揃うことになります。特に、特定の組織を標的とするサイバー攻撃から、企業あるいは政府機関を守ることができるようになることを期待しています。」

●本提携について、ルッキンググラス社CEO クリス・コールマンは次の通りコメントしています。
「国家に支援された攻撃者、あるいは犯罪グループによるサイバーセキュリティ脅威は、今後もその規模は拡大し、さらに攻撃手法も洗練されていきます。こうした脅威は、国際的な注目を集めるイベントの前後で特に高まります。ソリトンシステムズと提携することは光栄であり、ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックを前に、日本のサイバーセキュリティを高めることに貢献したいと思います。」

  1. ※1AISは、DHS傘下の国家サイバーセキュリティ通信総合センター(NCCIC)が提供する情報システムを介して、米国連邦政府と米国内外の民間企業・団体などとの間で、サイバー攻撃の脅威情報(IPアドレス、ドメイン名、フィッシングメールの送信者アドレスなど)の迅速な共有を可能とします。なお、脅威情報はSTIX形式により共有されます。
  2. ※2STIX (Structured Threat Information Expression) : 国際的な標準化団体OASISにて提唱する脅威情報を共有するための記述形式。

【ルッキンググラス社について】

LookingGlass Cyber Solutions, Inc.
グローバルな企業や政府機関を標的とした高度なサイバー攻撃に対して、統合された脅威保護を実現します。拡張性に富んだ脅威インテリジェンスプラットフォームとネットワーク型の脅威対策製品が、マシンリーディングなデータフィードを利用して、脅威に合わせた包括的なセキュリティを提供します。
設立:2009年、本社:米国 バージニア州 レストン
https://www.lookingglasscyber.com/

【 この件に関する問合せ先 】 ITセキュリティ事業部 Tel: 03-5360-3811 netsales@soliton.co.jp