2025年09月29日
FileZen S、『個人情報検知』を2026年春に提供開始 - ネットワーク分離のファイル受け渡しで、個人情報の見落としを防止、運用を標準化 -
株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鎌田 理、以下 ソリトン)は、ネットワーク分離環境で安全にファイルを受け渡しできる「FileZen S」に、『個人情報検知』機能を2026年春に提供開始します。
新機能により、ファイルのアップロード時の検知から、受け渡しの承認フロー、ログまでを単一システムで完結。これにより、個人情報の見落としを防ぎ、運用の標準化と監査対応の効率化を実現します。
自治体や公共機関、金融機関などのネットワーク分離環境では、セキュリティの確保と業務効率の両立が常に課題となっています。多くの団体では、担当者がファイルの中身を一つひとつ目視で確認する作業が主流で、見落としなどのヒューマンエラーによる情報漏えいリスクを常に抱えていました。また、厳格な監査に備えるための膨大な確認作業は、担当者の大きな負担となっていました。
FileZen Sはこれまでも、ファイル受け渡しの承認フローや操作ログを提供してきました。今回、『個人情報検知』機能を追加することで、ファイルのアップロードから、検知、受け渡しの承認フロー、ログ管理までの一連のプロセスを、同一システム内で完結できるようになります。これにより、現場のオペレーションを標準化し、個人情報の見落としリスクを低減し、監査対応を効率化します。

新機能の概要
■即時チェック機能(アップロード時に自動検知)
個人情報を含むファイルをアップロードした際に、自動で個人情報を検知します。該当した場合はユーザーに「中止」または「続行(承認申請)」の選択肢を提示し、その場で受け渡しの可否を制御します。
■承認連携と自動保留(承認完了まで処理を停止)
「続行(承認申請)」を選ぶと、個人情報を含むファイルは承認完了まで自動的に保留されます。承認が下りた場合のみ受け渡しが実行され、差戻しが指示された場合は受け渡しが中止されます。
■ログの一元化(アップロードから受け渡しまで記録)
個人情報を含むファイルのアップロード、検知、承認フロー、最終的な受け渡し完了までの過程をログに記録します。誰がどの段階でどのように判断したかを追跡でき、監査時の証跡として活用可能です。
■柔軟なポリシー運用(対象カテゴリをON/OFF設定)
主要な個人情報カテゴリ(詳細は提供時に案内)を、有効/無効に切り替え可能です。組織の方針に合わせた柔軟な運用が行えます。
想定される効果
■見落としリスクの低減と運用の標準化
個人情報を含むファイルが検知された際の対応をログで確認でき、現場オペレーションのばらつきを抑え、運用の標準化を支援します。
■運用負荷の軽減
目視チェックや差戻しの手戻りを削減し、担当者が本来業務に集中しやすくなります。
■監査対応の効率化
検知から承認フロー、受け渡しまでの流れをログとして一元管理でき、監査時の確認作業を短縮します。
提供時期
2026年春 提供予定
価格・提供形態
詳細は提供開始時にご案内します。
Tel: 03-5360-3811 netsales@soliton.co.jp