組み込みシステム
CBX2
CBX2 AIエッジコンピュータ
- AIエッジコンピュータ
- Liveコーデック
- 4K/60fps 組み込みボード
CBX2は、HDMI出力に加えてHDMI入力を有しており、4K/60fpsレコーダ、デジタルサイネージ、映像AI等、様々なシーンで活用できます。OSはAndroid を採用しており、AI用APIやカメラ用APIなどが使用できる為、アプリケーション開発を容易に行う事ができます。
AIエッジコンピュータ
サイネージとしての機能に加えて、AIカメラからの映像分析を行うAIデジタルサイネージ用のコンピュータとして最適です。Android OSを採用しており、Google ML Kitを利用したAI用APIやカメラ用APIなど既存のAPIを使用する事もできます。
・Tensorflow Lite(分類モデル)の実行例
Liveコーデック
インターネットを使用した学習用途や組織内での映像配信/情報共有など、長時間にわたり安定したLive映像配信システムを提供します。
また、配信管理用の専用ソフトウェアをご利用頂く事で、複数拠点の映像配信/受信の操作を一括で操作/管理を行う事ができます。
4K/60fps 組み込みボード
HDMI-IN より入力された映像をHDMI-OUT に出力する事が可能で、映像視聴と録画を同時に行う事ができます。内部ストレージや外部USBメモリへ録画する事もできます。Android標準のライブラリを使用して、映像のビットレートやフレームレート、解像度などを変更することも可能で、180日分などの長時間録画を行えます。
ハードウェア仕様
システム |
OS | Android 10 | |
---|---|---|---|
Processor | QCS8250(Qualcomm) | ||
CPUCore | Kyro 585 | ||
GPU |
Adreno 650 | ||
NPU |
NPU 230 | ||
DSP |
Hexagon DSP with Quad HVX V66Q, 1.5 GHz |
||
映像圧縮処理 |
Hardware Encoder (HEVC H.265, AVC H.264) |
||
入出力端子 |
映像入力 | HDMI 2.0 | |
映像出力 | HDMI 2.0 | ||
USB端子 | USB 3.0 × 3ch | ||
LAN端子 | RJ45(10/100/1000 BASE-T) | ||
定格 |
電源 | AC100V 50/60Hz(専用アダプタ) | |
消費電力(約) | 5W | ||
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 135 × 135 × 41 mm | ||
質量(約) | 520g |
販売価格
価格については、弊社までお問い合わせください。
AIエッジコンピュータ
システムオンモジュール QCS8250 をベースに、HDMIからの映像入力やLANといったインターフェースを搭載したAI開発用のエッジコンピュータとしてご使用いただけます。
OSとしてAndroidを採用しており、Google ML Kit などのAndroid用のAPIを利用することが可能です。
AI Framework 使用例
・Tensorflow Lite
Tensorflow Liteの実行例(30fps動画/GPUを使用)
「Snapdragon Neural Processing Engine SDK」(以下SNPE) チュートリアル
■コンパイル環境
Ubuntu 18.04
SNPE v2.19.2.240210
Python 3.6.9
Android Studio (2023.2.1)
■ワークフロー
QualComm社の提供しているチュートリアルのドキュメント 2.10.0(2023年4月) を参照します。
https://developer.qualcomm.com/sites/default/files/docs/snpe/index.html
■SNPEのインストール
SNPE を下記からダウンロードします。
ダウンロードするには、アカウントを取得しておく必要があります。
https://qpm.qualcomm.com/#/main/tools/details/qualcomm_neural_processing_sdk
ダウンロードしたファイルは、下記のとおりです。
"qualcomm_neural_processing_sdk.2.19.2.240210.Kinux-AnyCPU.qik"
ダウンロードしたファイルをインストールするために、
「Qualcomm Package Manager 3」を、下記からダウンロードします。
https://qpm.qualcomm.com/#/main/tools/details/QPM3
ダウンロードしたファイルは、下記のとおりです。
"QualcommPackageManager3.3.0.94.2.Linux-x86.deb"
■開発に必要なPython3 関連のインストール
$ sudo apt-get install libc++-dev
$ sudo apt-get install python3.6
$ sudo apt-get install python3-pip
$ pip3 install --upgrade pip
$ pip3 install numpy==1.16.5
$ pip3 install sphinx==2.2.1
$ pip3 install scipy==1.3.1
$ pip3 install matplotlib==3.0.3
$ pip3 install scikit-image==0.15.0
$ pip3 install protobuf==3.6.0
$ pip3 install pyyaml==5.1
■TensorFlow のインストール
モデルとして利用しているTensorFLowをインストールします。
$ pip3 install --upgrade pip
$ pip3 install tensorflow==1.6
■環境変数の設定
$ export TENSORFLOW_HOME=~/.local/lib/python3.6/site-packages/tensorflow
$ source /opt/qcom/aistack/snpe/2.19.2.240210/bin/envsetup.sh
■glibc 2.29 のインストール
tensorflow モデルをDLCフォーマットに変換するために、glibc 2.29 をインストールします。
$ sudo apt-get install gawk bison
$ sudo apt-get install gawk bison
$ wget -4c https://ftp.gnu.org/gnu/glibc/glibc-02,29.tar.gz
$ tar -zxvf glibc-2.29.tar.gz
$ cd glibc-2.29
$ mkdir build_dir
$ cd build_dir
$ ../configure --prefix=/opt/glibc
$ make
$ sudo make install
$ sudo cp /opt/glibc/lib/libm-2.29.so /lib/x86_64-linux-gnu/.
$ cd /lib/x86_64-linux-gnu
$ sudo rm libm.so.6
$ sudo ln -s libm-2.29.so libm.so.6
■tensorflowモデルをDLCフォーマットに変換
$ cd $SNPE_ROOT
$ mkdir tmpdir
$ python3 $SNPE_ROOT/examples/Models/inception_v3/scripts/setup_inceptionv3.py -a ./tmpdir -d
$ python3 $SNPE_ROOT/examples/Models/inception_v3/scripts/setup_inceptionv3.py -a ./tmpdir -d -r dsp
$ python3 $SNPE_ROOT/examples/Models/inception_v3/scripts/setup_inceptionv3.py -a ./tmpdir -d -r aip
■java 開発キットのインストール
$ sudo apt-get install openjdk-17-jdk
■android studio をインストール
下記アドレスから android studio インストーラのダウンロードし、アプリを起動します。
https://developer.android.com/studio?hl=ja
$ tar -zxvf android_studio_2023.2.1.23-linux.tar.gz
$ ./android-stuido/bin/studio.sh
h3 class="heading03">実行可能なAI Framework 例
OS | Android 10 | |
---|---|---|
AI Framework |
Tensorflow ONNX SNPE pytorch |
|
AI Algorithm SDK |
Object Detection algorithm Pose Estimation algorithm Super Resolution algorithm Image Classifiers algorithm |
AI 応用例 - デジタルサイネージ
HDMI INPUTにカメラを繋ぎAIによる顔認識処理を行うことにより、見ている人の性別・年齢にあったサイネージ表示を行ったり、それらの情報を利用しマーケティングを行う等、AIカメラとデジタルサイネージの制御や表示用のコンピュータとして活用することできます。
カタログ・資料
Liveコーデック
監視カメラ映像やご使用機器のモニタ映像など、24h/365日 安定したLive映像配信をお届けします。
本製品の特徴
・1台で送信/受信 を同時に行う事が可能な為、TV会議システムと同じく相互に映像共有する事が可能です。
・1つの配信映像を複数の場所で同時に視聴する事ができます。
・オンプレミス環境でご使用いただく事で、セキュアな環境で動画配信を行う事ができます。
・配信先設定などの機器操作は、一括して操作端末から行う事ができます。
・FEC送信によるパケットロス耐性向上によって、より安定した映像視聴を行う事ができます。
・用途に応じた、映像品質パラメータの最適化を行う事ができます。
ご利用シーン
・工場のモニタ映像を別の遠隔地で表示したい。
・インターネット接続できない機器のモニタ映像を遠隔地で表示したい。
・監視カメラ等のカメラ映像を別の遠隔地で表示したい。
ソフトウェア仕様
映像エンコード | H.265 / H.264 | |
---|---|---|
映像ビットレート | 1〜80Mbps (任意に設定) | |
映像フレームレート | 5〜60fps (任意に設定) | |
入力映像解像度(最大) | 4K (3840x2160) | |
音声エンコード | AAC | |
プロトコル |
UDP/RTP ユニキャスト/マルチキャスト | |
ユーザインターフェース(操作) |
Webブラウザ / SOAP |
|
VoIP音声 |
AAC(音声送信/音声再生 双方向) |
|
サムネイル |
jpeg |
接続例
各拠点に本製品を1台設置する事で、映像を相互に送受信する事が可能です<
ネットワーク操作
Webブラウザより映像送信の開始/停止操作や送信先設定などの個別操作を行う事ができます。
また、操作管理用ソフトウェア(Windows用)を使用して、一括して操作/管理する事ができます。
<操作画面>
カタログ・資料
4K/60fps 組み込みボード
映像録画用の組み込み用ボードとしてご提供が可能です。インタフェースの追加などカスタマイズも可能ですので、お気軽にご相談ください。
特徴
■ Snapdragon 865(GPU Adreno 650)による高速な映像処理
■ 映像入力/映像出力共に、4K@60fps をサポート
■ 外部メモリへの記録用として、USB 3.0 を3ポート保有
■ ネットワークインターフェースとして、LAN / WiFi を保有
組み込み例
■ 超音波診断装置などの医療検査装置への組み込み
■ 工場で使用されている外観検査装置への組み込み
仕様
OS |
Andoroid 10 |
|
---|---|---|
Processor |
QCS8250(Qualcomm) |
|
CPUCore |
Kyro 585 |
|
GPU |
Adreno 650 |
|
ビデオエンコード | H.265 / H.264 / VP9 | |
映像入力(最大) | HDMI 2.0 4K/60fps サポート | |
映像出力(最大) | HDMI 2.0 4K/60fps サポート | |
外部インターフェース (外部メモリ用 インタフェース) |
USB 3.0 Type A x 3ch USB 3.0 Type C uSD |
|
通信インタフェース |
UART / I2C / GPIO |
|
ネットワーク |
LAN RJ45 / WiFi |
|
電源 |
DC 12V |
|
消費電力(目安) |
5〜10W |