導入事例
オオノ開發株式会社
現場の安全管理強化に「Zao ウェアラブル」「Zao Cloud」を採用
身に着けるだけで、社員が安心して働ける環境を実現
オオノ開發は環境に関わる様々な事業を展開しています。
環境に密接な関係がある廃棄物処理業に携わる企業としての自覚・責任をもち、廃棄物を再資源化し、「持続型資源循環社会」を実現するとともに、いつまでも地域社会に貢献できる会社を目指します。
課題
- 現場の不安全行動を完全には把握できず、巡回に時間を要していた
- 危険作業の把握が十分にできていなかった
- 作業員の安全意識にばらつきがあった
導入効果
- リアルタイム映像により、状況を即時に把握可能に
- 遠隔から状況を把握し、迅速な指摘・是正が可能に
- 作業時の意識が高まり、不安全行動とケガが減少
オオノ開發株式会社様 イメージ図

複合リサイクルプラント「フレップとうおん」
オオノ開發株式会社が展開する複合リサイクルプラント「フレップとうおん」。
約500ヘクタールの広大な敷地に、焼却施設(3施設)、焼成施設、最終処分場(埋立)の計5施設を備え、建設廃棄物の受け入れから最終処分までを一貫して担っている。
現場では、作業員が重機を用いて廃材の分別を行い、同一敷地内の焼却・焼成施設および最終処分場へ搬送するほか、コンクリート廃材を再生砕石として再利用するなど、リサイクル事業も展開している。
同施設では、Zao ウェアラブルとZao Cloudを活用し、広大な敷地に点在する作業員の状況をリアルタイムで可視化。複数施設にまたがる安全管理の一元化と、迅速な状況把握を実現している。
安全管理者による見回りに課題を感じていた
同社では以前から安全対策を行っていたが、広大な敷地をカバーするための、より効率的で効果的な手法を模索していた。フレップとうおん工場長の峯山 秋吉氏は次のように振り返る。

「以前は、施設の管理者(課長)や私たち工場長・副工場長といった安全管理者が、現場作業者の不安全行動を全体として把握するのは難しい状況でした。安全管理主任者は毎日見回りを行っていましたが、この負担を軽減できないかと考えていました。そこで検討されたのが、ウェアラブルカメラの活用でした」
同社が注目したのが、4Gや5Gといったモバイル回線を利用して、離れた場所からでも現場のリアルタイム映像を確認できるシステムだった。広大なプラント内を網羅し、見回りのリソースを最適化するためのソリューションとして、導入に向けた検討が進められた。
広大な敷地内での使用に耐えうるウェアラブルカメラを求めて

導入に向けて動き出した同社だったが、製品選定の段階で大きな壁にぶつかったという。峯山氏は当時の苦労を次のように明かす。「他社製品をいくつか試してみたものの、敷地が広すぎて電波が届かないという課題に直面しました」
業務管理本部 システム課の久保 涼雅氏も「山や谷が入り組む広大な敷地のため、どうしても電波の死角になるエリアが多く存在していました」と補足する。
こうした課題を受け、NTTドコモの5Gアンテナを設置し、5G SIM対応のZao ウェアラブルを採用。山や谷がある敷地でも、安定した通信環境のもとで活用できる体制が整い、現場の見える化が実現した。
リアルタイム映像で変わる現場管理 ~その場で確認、安全を守る~

複合リサイクルプラント「フレップとうおん」における具体的な運用方法について、峯山氏は次のように語る。
「Zao ウェアラブルは現場の作業員がネックマウントで首から装着して動いているほか、廃材の分別作業エリアには定点カメラとしても設置しています。これらの映像は、施設管理の課長が操作室、私たち工場長・副工場長は事務所のPC(Zao Cloud View)から、それぞれ確認できる体制をとっています。毎日ライブ映像をチェックしていますが、作業の様子を見て『少し危ないな』『これで大丈夫だろうか』と感じた瞬間に、無線を使ってその場ですぐに声がけができるようになったのは非常に大きな変化です。また、万が一問題が発生した際や、後から気になる点が出てきたときには、アーカイブ映像にアクセスして振り返りや原因究明を行っています」

映像による現場の「見える化」が徹底されたことで、安全管理のスピードと質が大幅に向上しているという。
「監視への抵抗」を乗り越え、約1年で現場に定着
導入直後の現場の反応と現在の様子について、峯山氏は次のように語る。
「導入当初は現場から『仕事がやりにくい』『常に監視されているようで抵抗感がある』といった反発の声もありました。しかし、これは社員の命と安全を守るための取り組みなのだと重要性を丁寧に伝え、徐々に理解を得ていきました。導入から約1年が経過した現在では、すっかり現場の当たり前の風景として定着しています」
“見られている意識”が油断を排除、ケガの未然防止へ
さらに、具体的な導入効果について峯山氏は次のように続ける。
「良い意味で“見られている”という意識が浸透したことで、『これくらいなら大丈夫だろう』という小さな油断が減少しました。その結果、不安全行動が目に見えて減り、ケガの発生も大幅に抑えられています。また、気の緩みからケガが発生しやすい『昼食後の時間帯』などを狙って遠隔から声掛けができるようになり、事故の未然防止に直結しています。当施設には約130名が在籍し、日勤帯だけでも約100名が稼働しています。現場では一人の不安全行動が周囲を巻き込む大事故につながりかねないため、一人ひとりの意識改革が、工場全体の安全意識の底上げにつながっていると実感しています」
現場の運用を止めない「高画質」と「ホットスワップ機能」
現場の安全を最前線で支えるZaoシリーズの特長について、峯山氏は次のように高く評価する。
「とにかく映像が鮮明で、ライブ映像にも録画データにも簡単な操作でアクセスできるため、非常に見やすく使い勝手が良い点が魅力ですね」また、システム面から現場を支える久保氏も、実用性の高さを次のように補足する。「Zao ウェアラブルの『ホットスワップ機能』は本当に便利です。電源や通信を切断することなく、その場でシームレスにバッテリー交換が行えるため、日々の業務の手を止めることなく運用できます。この高い実用性も、私たちの導入の大きな決め手になりました」
技術継承から熱中症対策へ――未来へ広がる映像の可能性
確かな手応えを得た同社では、すでに次のステップを見据えている。今後の展望について、峯山氏は次のように語る。「今後は、撮影したリアルな映像を『技術継承』や『社内教育』へと展開していきたいと考えています。例えば、めったに発生しない特殊な作業などを映像として記録し、教育資産として活用することは非常に有効だと感じています。また今後の要望として、より激しい動きでもカメラをしっかり固定できるベスト型の装着具など、バリエーションが増えるとさらに助かりますね」

装着具の工夫については、副工場長の宮里 政人氏も「特に夏季の暑い時期に向けて、通気性の良いメッシュ素材など、薄手の装着具があると現場としても嬉しいですね」と期待を寄せる。
さらに久保氏は、「ウェアラブルカメラで現場の様子を常時確認できることは、夏季の熱中症対策(体調変化の早期発見)にも大いに繋がっていくはずです」と、安全管理のさらなる可能性を指摘する。
最後に峯山氏は、同社が目指す安全への決意とともに次のように結んだ。「私たちにとって、安全対策は何よりも最優先すべき事項です。事故を未然に防ぎ、社員が安心して働ける環境づくりのために、これからもZaoシリーズを心強いパートナーとして最大限に活用していきます」
お忙しい中、有り難うございました。
※本ページの内容は、2026年5月作成時の情報に基づいています。