株式会社ソリトンシステムズ(東京都新宿区、代表取締役社長:鎌田信夫、以下ソリトン)は、クライアント仮想化製品「WrappingBox(ラッピングボックス)」の新版を開発、2023年12月にリリースしました。この新版は、リモートデスクトップ接続の利便性を大きく向上させています。

 デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進において、柔軟な働き方を実現するためのテレワークは重要な要素です。また、それと同時に、高度化するサイバー攻撃に対応するため、より強固なセキュリティ対策も必要とされています。

 そのような状況にあって、多くの企業では、テレワークを行うためにVPNを利用し通信経路を確立した後に、リモートデスクトップ接続を行ったり、VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)方式を導入したりしてきましたが、それぞれ情報漏洩のリスクや利便性との両立、高い導入・運用コストなどの課題がありました。

 WrappingBoxは、これらの課題を解決するためのクライアント仮想化製品です。端末上のアプリケーションを安全な隔離領域内で実行することで、データの外部への漏洩を防ぎ、同時に悪意あるプログラムから端末や業務システムを保護します。WrappingBoxはその高い安全性と、利便性を損なわない設計が評価され、多くのお客様に採用されてきました。

 そして今回リリースした新版では、安全性はそのままに、リモートデスクトップ接続機能の利便性を大幅に強化しました。

 まず、安全面では、WrappingBoxは専用ゲートウェイとの間で暗号化された経路を確立し、社内に設置された端末に安全に接続します。このプロセスでは電子証明書による認証を行い、VPN接続などで懸念される社内システムへの不正侵入を防ぎます。また、リモートデスクトップ接続は隔離された安全な環境で実行されるため、業務中のセキュリティが高く維持されます。


 次に、利便性の面では、新版WrappingBox」はWindows標準の機能を活用し、コストを削減しながら使いやすさを実現しています。ユーザーはショートカットから簡単に起動し、パスワードなしでリモート端末に接続できるようになりました。これにより、利用者の負担を大きく減らし、快適なリモートワーク環境を提供します。


ソリトンは、新版「WrappingBox」を通じて、お客様のDX推進をさらにサポートし、テレワークのセキュリティと利便性の向上を目指します。

▼ WrappingBox について

https://www.soliton.co.jp/wrappingbox/